●近畿大学 平成20年度 基礎ゼミ 第1回目
基礎ゼミ(小川富之)
第1回2008年4月11日(金) 2時限 10・40〜12・10
担当:小川富之 専門「民法(家族法)」
場所:B館306演習室
1. 小川富之先生の自己紹介
専門は民法(家族法)の比較法的研究。
趣味はヨット・テニス・音楽等。
国際的な法律団体活動にも参加している。
2. ゼミ形式
学生は毎時間ゼミに出席し、ゼミの内容について記録を取る。その記録をwordで作成し、e-mailに添付して送付する。
今回のe-mailの本文中には、自己紹介を記載して送信すること。
受講生は、毎回のゼミの進め方について、記録を作成し提出する(初回は全員提出。2回目からは、5人を記録係に指名して、提出された記録の中から、もっとも優秀なもの を採用し、これをホーム・ペイジに掲載する。記録が採用された者は、次回からの記録係からは除外され、採用されなかった者は、再度記録係として指名され、記録を提出する。
3. 大学とは何か
@授業と講義の違い
授業とは業を授けると書く。
業というのは知識であり、つまり知識を授けるという意味である。
講義とは義を講ずると書く。
義というのは物事の道理、筋道、真理である。そして講ずるというのは追究するということである。つまり講義とは真理の追究である。
A教師と教授の違い
教師には免許が必要だが、教授には免許は不要である。
教師は正しい知識を伝える職業であるから試験を受けて免許を取得する必要がある。
しかし教授とは自分が追究した真理、つまり学説を講義として学生に伝える職業である。学説にはどれが正しいということがない。学者によってAという学説もあればBという学説もある。正しい知識を伝えるわけではないので免許は不要である。
B学生とは
小学生は児童、中学生と高校生は生徒、大学生は学生と大きく呼び方が変わる。
大学とは先生と一緒に真理を追究する場所である。
そこで学生にとって大切なことは先生が講義で話すことを批判的に聞き、疑問を抱くことだ。そしてその疑問に対して自分自身の意見を持つのである。
4. 大学生活を送るにあたって
大学生活をより有意義なものにするために、小川先生から次の3つのことを教えてもらいました。
@ゴールではなくはじまりであること
大学に入学したことをゴールだと思うのではなく、新たな生活のはじまりという気持ちを持ち、けじめをつけ、気を引き締めて過ごすことが大切である。
A接点を持つこと
自分が受講している講義の教授はもちろんのこと、講義や部活動で知り合う学生、
他の講義の教授であっても、より多くの接点を持つことが大切である。人と話すことで、自分とは違う考え方や感じ方を知ることができ、それによって自分の思っていることについてさらに考え、向き合うことができるからである。
また興味のあることが一緒なら、そのことについて互いに知識を一層深めることができるのである。
そして人との繋がりは思わぬところで自分の未来を変える要素も含んでいる。
一人では見つけられなかった道を見つけ、それが自分にとって最良の仕事や生き方になるかもしれないのである
。
B友達を持つこと
生きていく上で友達をもつことは非常に大切なことである。切磋琢磨しながら勉学に励んだり、たわいのないことを話し合ったりして毎日を充実したものにできるからである。
そして「ここがすごい!」と思える友達を作ることが大切である。自分にはないものを持っていることにまず気づき、妬むのではなくただ単純にすごい、と思い、尊敬することが大切である。そうやって見習っていくうちに自分なりに吸収していけたら素晴らしいものになるだろう。
☆学生の自己紹介☆
男子学生1…奈良県出身。以前はテニス部。サークルに入りたい。
男子学生2…奈良県出身。趣味はテニス。法学を学びたい。
男子学生3…大阪府出身。以前は体操と剣道をしていた。大学では居合道部に入る予定。
男子学生4…大阪府出身。自動車学校に行っている。
男子学生5…大阪府出身。以前はバスケ部。レゲェ、ヒップポップ、R&Bが好き。
男子学生6…愛知県出身。野球・サッカー観戦が趣味。
男子学生7…大阪府出身。花粉症なので時折鼻をかんでも多めにみてほしいとのこと。
男子学生8…高知県出身。小中学校のとき剣道をしていて、高校ではソフトボールをしていた。
男子学生9…大阪府出身。以前は野球部。スポーツ観戦が好き。
男子学生10…兵庫県神戸市出身。以前はサッカー部。大学ではフットサルをやりたいと思っている。
男子学生11…大阪府出身。野球をしていた。
男子学生12…愛知県出身。以前はサッカー部。
男子学生13…福井県出身。趣味はギターを弾くこと。
女子学生1…和歌山県出身。軽音楽か天文もサークルに入りたい。
女子学生2…鳥取県出身。以前はバドミントン部。
女子学生3…三重県出身。近畿大学付属中学校・高校に通っていた。
女子学生4…鳥取県出身。住まいを転々としていて鳥取→兵庫→北海道→大阪と移住。趣味は読書。
先生の話に対する僕の意見
先生がおっしゃったことに僕は納得しています。講義というものは真理の追究だということを聞いて僕はこれから講義で聞いたことをまとめて、それに対する自分の意見をしっかりと持つようにしたいと思いました。